英語を話すためにはよく聞きながら繰り返すことが必要です。でも、ニュースみたいに固い文章や教科書の文章の読み上げの繰り返しはそんなに長く続きません。面白くないからそんなものです。ラジオのいいところは音楽とコマーシャルと、程よいディスクジョッキーの生活感のある英語。そこでとてもいいのがこのラジオガーデン。アプリも、サイトでのリスニングも可能。地球儀を操作しながらアメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語の聴き比べができます。
ラジオガーデンを使ったリスニングとシャドーイング
リスニングとはそのまま、聞くこと。ただ、聞いているだけでは音のかたまりでしかないので、それを言葉と認識するために、聞いた言葉をすぐに繰り返します。慣れてくると、音を発しながら繰り返せるようになります。最初は口ずさむ程度の繰り返しでも構いません。正確でなくてもそのスピードの追いついて行けるよう集中して聞いた言葉を口から出します。この練習方法をシャドーイングという場合が最近多いです。時代によって、リピーティング(繰り返し)とかフォローイング(追いかける)とか行っていた時期もありました。英語の発音基礎練習をしてからこのシャドーイングをすると効果があります。一つ一つの音の発音をカタカナにして発音しないことが大切です。そしてなんとなくでも、何を話しているのか推測します。日本語での日常会話でもそうですが、会話の全ての単語を理解していなくてもその会話の内容から答えを導き出して話しています。いちいち一つ一つのわからない単語を相手に聞き返すのではなくて、キーワードでその言葉の意味がわかればこの会話の内容が理解できと確信した言葉だけは確認します。そんな、学校では勉強できない会話のコツみたいなことも英会話には必要です。
英語表現での独特な感覚を身につける
よく言われる、前置詞の話。接地のON。Under,Over,In。そして時制まわり。今起こったことはもう過去のことなので過去形を使いましょう。ずっと続いていたり、近い将来も同じ状況が続く場合に現在形を使います。そして過去完了での経験の表現。その辺りに注意を集中しながら、どんな表現が使われているのか聞きます。英語を話す時に1番注意するのがこの時間的感覚です。先週末の話をしているのに現在形を使っていると話の流れがわからなくなります。当たり前ですがずっと、全ての文章が過去形になります。感想は現在形で話します。(Woo、sounds good!)みたいな感想のことです。集中とイージーリスニングを繰り返すことのできるラジオリスニングは、楽しく毎日できるので生活習慣に取り込みます。たまにはラテン語や、フランス語に触れるのも楽しいです。そして行き着く先はアイデンティティです。育った環境や考え方とか、ルーツに深く起因したオリジナィティーを説明する習慣を持ちましょう。何かと聞かれます。
英会話は頭を柔らかすする作業
英会話のコツは、とにかく話すこと。話しながら考えること。沈黙は3秒しか耐えられません。だれかが話し始めます。日本語なら、「あー」とか「えー」とか言いますよね。まだ話し続けてますのアピールです。英語も「Anyway」とか「Well」とか声にならない声を発しながらとにかく話し始めて付け加えていきます。例えば、東京に住むことについてどう思いますか?と尋ねられたら「そうですね」からはじめて「I」から「think」に進むか「like」に進むか決めて、to 不定詞で〜することに繋げて良し悪しを表現してから、なぜならと繋げていこうかな。みたいに話してみて、相手の反応をみながら継ぎ足したり、反対になぜそう思うのか質問してみたりしながら進んでいくのです。もちろん答えのない結論でも構いません。東京に住んでいることに理由はありませんからね。でも、それが会話です。相手のことを知るきっかけになります。