• 木. 11月 21st, 2024

写真好きには最高のシュミ(趣味)レーションソフト【set a light 3D】

 写真を撮ることはとても楽しいですよね。カメラを買って、レンズを買って。そしてストロボは室内での撮影時に綺麗に撮るために購入。旅行に行きにくい昨今、写真をとっていないなぁ。そんな写真を撮ることの欲望を満たしてくれるソフトを紹介します。人物や物などを配置した上で、ライティング(光のあてかた)することが可能なソフトです。モデル撮影もシチュエーション撮影も、写真を読み込んでの創造的写真も思いのままです。無料でのダウンロードでお試しも可能です。お持ちのパソコンでの動作を確認してから購入できます。2023.3.16日本語対応しました。使い方は簡単です。最初だけ英語ですが、設定すると日本語になります。誰でも楽しめるこのソフトを使って、新しい体験をしましょう。無料お試しダウンロードで15日間利用できます。ウインドウズかMacを選んでボタンを押すだけです。無料版の場合は記録画像の下部にset a light 3Dのトライアルバージョンでレンダリングされましたという文字が入ります。衣装の変更、ポージングなど全ての機能がお試しいただけます。日本語設定などのご紹介記事はこちらです。下記バナーはset a light 3D公式ホームページです。

 set.a.light 3D - for Photographers

set a light 3Dの2つのバージョンで迷う

価格とその使用範囲で迷うことになります。私は仕事の説明をするために使用するのでSTUDIOにしました。随分調べて迷いましたが、1番の違いは撮影スペースの広さを自由に指定できる点です。初心に帰ってもう一度調べ直してみます。対応していて選べる言語は、英語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語、韓国語の5つです。日本語は対応していません。でも、安心してください。そんなに難しいことはありません。なんとなく、作業できます。

BASIC

アマチュア、エントリーレベルの為に機能を最小限にして価格を抑えた商品です。サイトの英語で書かれている情報を説明してみます。反対にここでできないことがSTUDIOの方ではできるということです。最初に撮影スペースは3つから選びます。大中小です。大は(8・10・5)中(6・7.5・3)笑(5・6・2.5)幅・奥行き・高さの空間を選びます。その中にスクリーンをおいたり、家具や椅子をおいて人物を配置して撮影できます。そして5灯までのストロボを配置して撮影することが可能です。空間に設置する常設灯を設置することはできません。なので、あくまでもほぼスタジオのような薄暗い空間で、ライティングしてモデルや家具などを撮るような練習になります。

1番小さなスペースで5灯でのモデル撮影イメージ
ソファーでの撮影

STUDIO

BASICのところで説明したことが全部できるということです。価格差を考えて選択しましょう。例えば小スペースの天井光を3mにしたいとか、そもそも実際のスペースが3m×5mで高さが2.4mですといった場合に対応できます。

もっともっと広い空間での様々な工夫もできます。

縦横20mの巨大空間(チャペル風)

共通で言えること

 髪型や体型、表情や服装、車のドアの開け閉めなどたくさん動かせます。髪型とモデルさん、メイクの組み合わせで表情が全く別人になります。このソフトはずっと触っていられます。自分の考えた背景や設定で写真を撮ることができるのです。ここでは記載しませんが、水着やヌードの撮影もできるのです。人間を写真に撮る楽しさ、美的センスを磨くことができます。できたデーターを保存することができます。私が購入したのは、2021.6.15でした。そこから大きなアップデートがありましたが無料でアップデートできました。その結果、上にあるような鏡の効果や車が追加されました。かなり完成された撮影に特化したソフトです。しかも工夫次第で色々できそうです。

私が工夫したこと

実際のデーターを額にいれて撮影したかのような画像作成

絵はイラストデーター

 イラストデーターを読み込んで仮想空間上の壁から少し浮かして設置して、ストロボで光をあてて撮影しました。立体感を二次元上で表現するなら、写真的センスが必要です。練習になります。

set.a.light 3D
For Photographers

車の撮影

 車のように大きな物の場合、実際にどんな撮影方法があるのかシュミレーションするのは難しいです。背景の色も自由に選んだ上で、ライトを設置していきます。明るくしたいところに届く光をストロボでエッジを立てたり、面をにハイライトを入れたりします。もうちょっとドラマティックにと考えてトップに硬いダイレクト光を1灯加えてみたいと思います。

加えたトップライトだけの光の影響

写真は光の足し算と引き算です。引き立たせたいところに白(ハイライト)を入れていく絵を描くような作業であると気づいた瞬間、とても魅力的に感じます。世界は直線と曲線でできているので、どうやった光が魅力的に作用するのかいつでも考えます。

写真スマホでとった写真の2次創作

複製したデーターに色をつけて、3枚湾曲させてから重ねて元のデータの上に配置して作りました。感覚的に配置できるので、フォトショップとかでの加工よりアナログ的に楽しめます。

予算的には2.5万円くらい

 気持ちの予算は2.5万円で、お釣りが来るくらいです。円安も進んでいるので買いのタイミングは少しでも有利な時。通常価格がBASICが94ドル→79ドル、STUDIOは229.99→154ドルです。決して安くはありませんが、ストロボ機材を買って学ぼうとか、嫌な先輩の気を使いながら機材を貸してもらう必要がありません。モデル撮影会に行ってなんとなく撮影をしてお金を払うのではなくて、自分で意味のあるライティングを学べるのがこのソフトのいいところです。

 私自身カメラ業界にずっといます。カメラ屋さんでフィルムの現像プリント作業から、写真の色を見る目を鍛えました。お客様と一緒にフォトハイキングやモデル撮影会に同行して、写真の楽しみ方を教わりました。そしてストロボメーカーの営業に転職して色々な写真館の経営者に出会ってライティングを教わりました。子供写真館の設備や結婚式場の設備、アミューズメント施設での写真も勉強できました。カメラショーでのブース展示では様々なお客様に出会い、有名な先生の写真セミナーにストロボ機材を提供しながらのカメラアシスタントを全て頭に叩き込んできました。そんな私の頭の中に蓄積されたものを形として再現できるこのソフトは、本当に他に換えがきかない唯一無二のソフトウエアです。

 set.a.light 3D - for Photographers

 上記のバナーよりサイトを訪問していただき、上部のバーから真ん中あたりにある「Downloads」をクリックして、WINDOWSかMACのどちらかをお持ちのパソコンに合わせてダウンロードしてみてください。お試しで15日間使えます。もう随分前にお試ししたのですが、ほぼ全ての機能が使えたように記憶しています。記録するデーターに透かしが入るのが嫌だっだので、最後まで使い切る前に有料化したような気がします。

 ソフトをダウンロードして起動できましたら、small ,medium,largeから空間サイズを選んで始めます。最初に上部のFile(ファイル)を選んでSave Project as(セイブ プロジェクト アズ)を選んでファイル名を決めて保存してください。その後SETUPのところで撮影をして、VIEWを選んで左下のRender all Snapshotsを選択します。撮影時には軽いデーターでスムーズに撮影をして、映像を保存する時に時間をかけて綺麗な画像を保存してくれます。SettingsからQuarity Settingsを選べば出力のクオリティとサイズを変更できます。高画質ほど、このレンダリングに時間がかかります。パソコンのスペックにもよります。お持ちのパソコンにインストールしてその辺りも確認してください。

 COMMUNITYのバーからは、他の愛用者がどんな写真をどんなライティングで撮影しているのか見ることができます。そしてそのデーターをダウンロードすることができます。無料です。あんな写真、こんな写真、どうやってとっているのだろうかという好奇心。なるほどとか、なんだぁ。みたいに、本当にちょっとした工夫で撮影されていることを感じます。

そんな私のTHEストロボライティングのホームページでは様々な撮影方法をこのソフトで説明しています。もう随分たくさんの記事を書いてきました。いろんなお店さんや飲食店、美容室でのストロボ導入の個別アドバイスもしています。興味があるけど、なかなか踏み出せない撮影業務のご相談がありましたらぜひ。ホームページをみながら、ソフトをダウンロードして、実際にライティングしてみるといいですよ。習うより慣れろかもしれません。

set.a.light 3D – Für Fotografen

ちょっと安めのBASICとSUTUDIOの違いも説明しています。

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