自ら始める終活:意義と進め方について

投稿日:2023年8月30日 最終更新日:2023年10月18日 記事制作:奥本光城(おくもとこうじょう)

1. 終活とは何か:定義と目的

終活とは、人生の最終段階を迎えるにあたって自分自身が安心して生きられるように、また、残される家族や友人に迷惑をかけないように、事前に準備をする活動のことを指します。遺言書の作成、葬儀のプランニング、資産の整理、後の世代へのメッセージの残し方など、さまざまな要素が含まれます。それはまるで自分の人生を振り返る棚卸しのようなもの。新しいこと、新しいものを手にいれるために、一度今までの所持品をノートに書き出して必要なものだけにして、現金化できるものは売ります。そしてそれを元にいいものを一つ買う、そんなまとめるような行為だと捉えます。

2. 終活を自ら始める理由

人生の最終段階を考えることは、一見、陰鬱なものかもしれません。しかし、自分で終活を始めることには、以下のようなメリットがあります。

2.1 自分の生きた証を後世に残す

終活を通じて、自分の人生経験や価値観、思い出や教訓などを後世に伝えることができます。これは、自分の存在意義を再確認することでもあります。よく自分史が完成した途端になくなる方のお話を聞きます。だから書きたくないという気持ちは私にもあります。しかし現実的に大量の写真アルバムという形ではなくて、デジタルデーター化してコンパクトにしておく必要があると考えてもいます。一冊のノートとハードディスクに、いやハードディスク一台に全てがある状態でいいのかもしれません。

2.2 家族への負担を軽減する

葬儀や遺産分割、遺品整理など、亡くなった後の手続きは複雑で時間もかかります。終活を通じて、これらの事項を事前に整理しておくことで、家族の心理的、物理的な負担を軽減することができます。特に趣味で収集したものの価値は本人しかわからないことが多いので、本人が納得の価格で販売することがおすすめです。または、それぞれの値札をつけておきましょう。大体の目安になるかもしれません。

2.3 自分の意志を明確にする

遺言書を作成することで、自分の財産の扱いや葬儀の形式、臓器提供など、自分の意志を明確にすることができます。これにより、家族間の争いを防ぐことができます。自分の意思が尊重されることは嬉しいですが、実際は死んでしまった後のことは如何にもこうにもコントロールできません。でも、少しでも希望を持って意思を書き残すことで、悔いなく終焉の時を迎えられる潔さが生まれるのかもしれません。

3. 終活の進め方

終活は大きなプロジェクトとも言えますが、次のステップに従って進めることで、スムーズに終活を進めることができます。

3.1 情報収集

まずは、終活についての基本的な知識を身につけましょう。本やインターネット、セミナーなどを通じて、遺言書の作成方法、葬儀の形式、遺品整理の方法などを学びます。私の場合は、「終活ケアプランナー」という資格を撮ることで終活について学ぶことにしました。またエンディングがテーマの展示会に足を運び、さまざまな勉強会や展示物に触れ合うことで、身近なものとして感じることに成功しました。葬儀関連の展示会に行った時と、帰る時では全く世界が変わって見えました。

3.2 チェックリストの作成

終活には多くの要素が含まれますが、すべてを一度に行うのは大変です。自分の優先順位に基づいて、終活のチェックリストを作成しましょう。

3.3 専門家の助けを借りる

遺言書の作成や資産の整理など、特定のタスクは専門家の助けが必要な場合があります。弁護士、税理士、ファイナンシャルプランナーなど、適切な専門家を見つけて相談しましょう。

3.4 コミュニケーションをとる

終活は自分だけの問題ではありません。家族や友人とコミュニケーションをとり、自分の意志や考えを共有することも重要です。また、家族や友人からの意見や提案も聞くことで、より良い終活計画を作ることができます。

3..5写真をとっておきましょう

ちょっとおしゃれして写真をとっておきましょう。背景はシンプルな方がいいですが、最近は画像処理で簡単にシンプルに変更できるので問題ありません。大きく笑ってから、徐々に普通に戻る間にいいショットが撮れるものです。お孫さんにとってもらうとか、夫婦で撮り合うといった撮影方法も笑顔には効果的です。

4. 終活の主な項目

終活の具体的な内容と進め方を見ていきましょう。

4.1 遺言書の作成

遺言書には、自分の財産の分配方法や葬儀の形式など、自分の意向を具体的に記述します。公正証書遺言や自筆遺言など、いくつかの形式がありますので、自分に合った方法を選びましょう。専門家のアドバイスも活用してください。

4.2 葬儀のプランニング

自分の葬儀の形式を決め、必要な手配を事前にすることができます。葬儀社に相談したり、葬儀保険に加入したりすることも一つの方法です。

4.3 資産の整理

自分の資産を整理し、必要な情報(銀行口座、保険、不動産など)を一覧表にまとめておくと、遺族が遺産分割を行う際に大変役立ちます。

4.4 デジタル遺品の整理

パソコンやスマホ、SNSのアカウントなど、デジタル遺品も整理の対象となります。パスワード情報などをまとめ、どのように処理すべきか指示を残しておくと良いでしょう。

4.5 メッセージの残し方

自分の人生経験や思い出、教訓などを後世に伝える方法も考えてみましょう。手紙やビデオメッセージ、自伝の執筆など、様々な方法があります。

5. 終わりに:終活は人生の質を高める

終活は、自分の人生の最終段階を自分らしく過ごすための活動です。このプロセスを通じて、自分自身の人生を見つめ直し、自分がどのように生きたいのか、どのように記憶されたいのかを明確にすることができます。これによってストレスから解放され、シンプルに毎日を楽しむことができるのではないでしょうか。ものや、人への執着を解き放し、周りの人々への感謝の気持ちがいっぱいになると人は満たされます。もちろん体の不調や、体力の低下もあるでしょうが、それに加えて何かへの執着心があると健全な状態とはいえません。

終活は、死を直視することで人生の質を高める、とても大切な活動です。今日から少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。

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奥本光城(おくもとこうじょう)

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